以前イギリスに少し住んでいたことがあります。
当時、会社が用意してくれたアパートの前に大きな塔が建っていました。
なんだろなと思っていたのですが、給水塔でした。
それから、給水塔に興味をもつことになりました。
年代も1800年後半で、歴史を感じたからです。
そこで、イギリスの給水塔を調べてみました。
いつかそこへ旅に行ければいいのですが!?
Goole Water Towers 1885+1927 @ Goole, East Yorkshire
塩と胡椒の容器に似ているので、"Salt and Pepper"Water Towerと呼ばれているようです。
赤い建物の方は1885年に建てられました。高さは43m。
その後給水塔としては、隣の1927年にできた白い建物に取ってかわったようです。
高さは赤とほぼ同じですが、直径が約三倍あるようで、750,000ガロン(約3,409,567リットル)の容量があるようです。
当時のコンクリートの建物としては、ヨーロッバでもかなり大きな部類に入ったようです。
町のランドマークだったでしょうね。
当時の貴重な映像があったありました↑。職人さんが命綱もなしですごいですね。
自分はマンションの外壁工事の時の検査立会で、上から下まで足場でマンションの建物の周りをまわりましたが、足がすくんで検査どころじゃなかったです。
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Littlestone Water Tower 1890 @New Romney, Kent
高さは120ft(約36.57m)。
Henry Tubbs さんが自分の建物やゴルフクラブ、家開発に使用していたみたいです。
実業家さんですね。
赤い建物で、レゴで作ったら、面白そうな感じ。
第二次世界大戦で軍が使用したようです。
建物そのものは給水塔としては、上手く機能しなかったようです。
なぜなら水にかなり塩分が含まれていたようです。
1902年にDungenessに違うTowerを作って、それからは使用されなくなったようですが、現在は住居として使用されているようです。
House in the Clouds 1923 @ Thorpeness, Suffolk
給水塔は1923年に建てられ、木の上に浮かんでいるような感じです。
当時は50,000ガロン(約227,304リットル)の容量がありました。
第二次世界大戦で、被災しました。
修復され、30,000(約136,382リットル)に。
1977年に住居化がはじまり、1979年にメインのタンクが外され、完全な住居ビルに変更されました。
一番上の赤い建物が可愛らしいですね。
Gorsehill Water Tower 1905 @Wallasey,Merseyside
2番目のリザーバーとして、1905年2月オープン。
かなり巨大な建物ですね。
リバプールからもさほど遠くなかったようで、以前一度そのあたりに遊びに行ったので、この建物のことを知っていれば、寄っていたのに、残念です。
Everton Water Tower 1857 @ Liverpool, Merseyside
この建物はLiverpoolで1857年に建てられたものなので、給水塔のなかでもかなり古い部類ににはいるとおもいます。
そとから見ると空洞が多いので神殿っぽいイメージ。
建物の高さは約27m。
2019年にオークションで当時7万ポンドで落札されたようです。1,000万円位ですね。
購入された方の目的は、何なのでしょうか?
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Finedon Water Tower 1904 @ Finedon, Northamptonshire
ノーサンプトンシャーは、家から近かったので、知っていれば当時寄れたのになあと後悔です。
これもレゴで作ったら面白そうな感じの建物です。当時のお金で1500ポンドで、建てられました。
あまり詳しい資料が見つからなかったですが、訪れてみたい給水塔の一つです。
Congleton Water Tower 1881 @ Congleton, Cheshire
記述によると、当時は50,000ガロン(約227,304リットル)の容量がありました。
住まいに改造するYoutubeがありました↓
歴史的な内容の資料を見つけることができませんでしたが、住まいに改造していく経過を見れて、面白かったです。
Ormskirk Water Tower 1854 @ Ormskirk, Lancashire
イギリスで最も古い給水塔と評されています。
ロマネスク・リヴァイヴァル建築スタイルで、現在では約17mの高さです。
元々はその上に6.2mのタンクがありましたが、1990年代初頭に状態がよくなかったので、取り壊されました。
Tilehurst Water Tower 1932 @ Tilehurst, Berkshire
900,000リットルの容量があり、2つの4.5mの深さのタンクでできています。
Readingの10%の水の供給をカバーしています。
2018年には、第一次世界大戦から100年でPoppy redのイルミネーションが施されました。
Colchester's Jumbo Water Tower 1883 @ Colchester, Essex
ロンドン動物園の象からのニックネームとして、’ジャンボ’とつけられています。
工期は20か月、百二十万個のレンガと819トンの石でできています。
タンクの容量は、1,069,000リットルで当時イギリスで2番目に大きな容量でした。
Dalkeith Water Tower 1879 @ Dalkeith, Scotland
この建物は第二次世界大戦後、給水塔として使用されなくなりました。
1989年に住居化されています。
最後に
最後に給水塔の働きについて、英語版ですが、参考になればいいと思います。
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